06 June 2006

1カップ

 普通名詞一つだけでは説明できない間柄の人が身の周りに増えてきた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今日は一つ物語のようなものを。

 ある酒屋に、毎日買い物に来るおじさんがいます。工事現場で働くおじさんで、毎日夕方、その酒屋に来ます。
 そのおじさんは店に来ると1カップを二つ買います。買うと一つはポケットにしまい、一つは開けて店のすぐ外で仁王立ちになって飲みます。
 店員さんはそのおじさんの姿を見ると、何だか幸せな気持ちになるそうです。
 ただ困るのは、飲み終わった1カップを店のドアのすぐ前に置いて帰ってしまうことです。でも店員さんはその1カップを片付けて、また翌日、そのおじさんが店に来るのを待っています。

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